2015-04-03

子ども会ニュース:伊藤忠記念財団より子ども文庫助成を受領しました!

昨年の今頃、伊藤忠記念財団の事業一環として行われている子ども文庫助成に応募すべく、多くの会員と一緒に資料を作成しました。海外からの応募、ということもあり、締切10日前には投函をしなくてはいけません。時間はあるようでないような、そんな感覚の中、資料をまとめ無事に投函をしたのは、6月中旬でした。

あの慌ただしかった時間も忘れ、ときは12月となっていました。そして受領連絡のメール。とどいたメールをなんども読み直し、そしておもわず涙がこぼれてきことを今でも覚えています。と同時に資料を作った日々の事も。その資料を見返すと、そこには子ども会の歴史そのものがありました。資料として作ったけれど、これも宝物になったようです。

そして100冊という貴重な図書が自宅へ贈られてきたのは2月初旬。丁寧に梱包された真新しい絵本に思わず身震いしました。新しい図書の感触や匂い。それが100冊もあるなんて信じられません。この体験はきっと子供たちにも伝わるはずと、理由はわかりませんが直感でそう思いました。

いままで子ども会で図書を買うとなると、少しでも購入費を抑えるために中古図書を買っていました。もちろん読むには全く問題はありませんが、やはり真新しい、しかも100冊という数の本を手にする事は、そうそう機会はありません。とくに海外生活をしているとかなり難しいと思うのです。

その難しい、めったに体験できないことを体験させてくれた伊藤忠記念財団のみなさまには感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。会員を代表して心よりお礼申し上げます。応募用紙にも書きました通り、受領した図書を活用していきます。その一段として貸し出しも行っています。ただし貸出は子ども会会員になることが条件となりますので、これを機に会員へなっていただければとても光栄です。

さて、2月末に子ども会の総会がありました。その総会前に子供たちへ100冊の図書と同梱されたいた賞状を手渡しました。想像していた通り、100冊の真新しい本を目にした子供たちの目はキラキラと輝いていました。どの子も笑顔で、本を次から次へと手にとって、嬉しそうです。こんな笑顔を見てしまうと、資料作りの大変さも報われた気持ちになります。そしてどんな言葉よりも、子供の素直な表情が一番の褒美となった瞬間でした。

記事:フライブルク子ども会理事長

受賞図書:こどもの本100冊<小学校中学年向けセット>

公益財団法人 伊藤忠記念財団 子ども文庫助成事業

平成26年度子ども文庫助成者・受賞者一覧